山栗が落ちる10月に65kgのオス猪を捕獲

 
10月3日。くくり罠にオス猪が掛かりました。久しぶりの大物にアドレナリンが出ました。体重は65kg。成人男性2人で持ち上げるのがやっとの重さです。
 
くくり罠を設置してから2日目で掛かりました。繁殖期のオス鹿が通っている獣道かと推察していましたが、蓋を開けてみればオス猪が掛かっていたのでした。午前中から奈良出張の予定がある早朝のヒット。嬉しい悲鳴です。急げ〜!
 
繁殖期のタイミングということもあり、獰猛で荒々しいオス猪。前足にくくり罠が掛かっていますが、暴れたせいか左後足が折れています。
猪の捕獲は久しぶりなのでずいぶんと手こずってしまいました。早朝7時から猟師仲間の助けを借りることに。ロープで足を固定し、殴打し動きを止め、ナイフで止め刺し。首が太いため、バールで脳天を叩くくらいでは脳を揺らせずなかなか倒せません。何度も何度も、バールを振り下ろしました。
この大きな犬歯が身体に刺さったらと思うとゾッとします。まずは怪我なく狩猟を終えられて安心しました。
 
 
オス猪を捕獲する前にはオス鹿も捕獲していたのでたいへんな朝になりました。朝からフルマラソンを走り切ったような疲労感です。腕に力が入りません。
自分で解体する時間が用意できなかったため村内の獣肉解体施設に納品し、精肉した肉はすべて買い取らせていただきました。猪肉を無駄にしなくて済む!仲間のありがたみを噛み締めています。
 
 
お肉はもちろん美味しいのですが、見逃してはいけないのが骨!猪骨で美味しい出汁を取ることができます。(ガス代がもったいないので)焚き火をしながら生姜・ニンニク・唐辛子を加えた鍋でグラグラと数時間煮込めば猪骨スープの完成です。
骨に付いた端肉はホロホロとした食感が美味しいので醤油や味噌で煮詰めてしぐれ煮に再加工。水分を飛ばせば保存が効きますし、ほかほか新米の上にONすれば最高のおかずになります。もちろんお酒のアテにも。
最後の最後、骨は砕いてニワトリの餌にします。ちゃんとカルシウムを摂取すると産む卵の殻も厚くなるんですよ。
自然からいただいた資源を使い切ろうという気持ちがあれば捨てる部位はありません。