【求人募集2名】地域の未利用資源を循環させる平飼い養鶏事業の立ち上げ

初めて飼育したおうはん雌。4歳を越えて産卵率は落ちたが今でも美味しい卵を産んでくれる。ニワトリの寿命は10年以上といわれる
初めて飼育したおうはん雌。4歳を越えて産卵率は落ちたが今でも美味しい卵を産んでくれる。ニワトリの寿命は10年以上といわれる
 
合同会社セリフ代表の羽田です。新規事業の立ち上げにあたって会社設立後はじめての求人募集をおこないます。
2024年4月から西粟倉村で平飼い養鶏に着手し、鶏卵生産を主軸に鶏肉、加工品、体験ワークショップ等を提供します。
小さくて強い畜産業/農業を実現するための6次産業化や多地域展開に向けて、西粟倉村で土台を築くマネージャー2名を募集します。
 
 

募集概要


  • 地域の未利用資源を循環させる平飼い養鶏事業の立ち上げスタッフを募集
  • 生産担当と企画販売担当を1名ずつ採用
  • 給与は月額20-25万円
  • 2024年7月以降に合流
 

未利用資源を飼料化し平飼い有精卵を生産


地域の未利用資源量に重点を置いた飼料自給率の高い平飼い養鶏モデルを構築する
地域の未利用資源量に重点を置いた飼料自給率の高い平飼い養鶏モデルを構築する
全体像 2024年〜2026年

西粟倉村内の耕作放棄地でニワトリを平飼いし有精卵を生産販売する。純国産の排卵鶏・後藤もみじを鶏舎5棟で3000羽ほど飼育予定。2024年から1年で鶏舎2棟を新築し1000羽の飼育環境を整備する
米ぬかや草刈り時の青草など地域の未利用資源を活用した飼料を自家配合し与える。輸入に依存せず国内および地域内での飼料自給率の向上を目指す
鶏舎は村内から伐り出される間伐材で建築し、木材工場で発生する副産物・おが粉(加工くず)や落ち葉を敷料に利用する。鶏糞を肥料化することで野菜を生産販売する
また鶏卵や鶏肉を利用した加工品(マヨネーズやスモークチキン等)を開発し、鶏卵と合わせてオンラインストアを中心に販売する
 
事業展開イメージ

  • 村内で廃鶏解体ワークショップをパッケージにした1棟貸宿を運営する。夕食はジューシーな薪火BBQ、朝食は卵かけご飯+鶏ガラ出汁のお味噌汁をセルフサービスで提供
  • ソーセージやハンバーグ等、鹿肉を活用した加工品の開発販売。くくり罠の猟師でもある羽田が自ら獲った鹿の命を使い切る商品と流通を構築する。卵はもちろん、鶏糞を利用し栽培する野菜と合わせて西粟倉村の季節を届ける定期便を販売する。
  • 自家消費/小商いとしての養鶏を地域内外で推進し、家庭養鶏キット開発販売に取り組む。自家消費以上の卵を買い取り加工品等に利用する。ニワトリを飼えばコンポストは不要、生ゴミが発生しなくなる!
  • 中山間地で耕作放棄地化が激増する中、飼料用米や大豆の生産を通して養鶏飼料の地域自給率100%を目指す
  • 港町なら定置網で水揚げされる未利用魚、中山間地なら獣肉解体施設で発生する獣肉など、地域ごとの未利用資源を飼料化する平飼い養鶏モデルを多地域で展開する。初期投資500万円・1000羽飼育・売上1500万円/年からはじまるパッケージ構築
 
なぜやるのか?

  • 親戚がバタリーケージで排卵鶏14万羽を飼育していたが鳥インフルエンザにより全羽屠殺。物価の優等生といわれる卵の安売り主義に違和感を感じ、動物福祉と持続性を両立する平飼い養鶏をしたいと思ったから
  • 未利用資源と人の生活の間にニワトリが介在し美味しい循環が産まれる仕組みを構築したいから
  • 耕作放棄地が激増する中山間地で小さくても強い畜産業/農業を実現したいから
  • 日本人が年340個食べ、日常に溶け込んだ食材から命を考える機会を届けたいから
 

ニワトリを飼い始めたら生ゴミが発生しなくなった


有精卵から孵化させた名古屋コーチンの雛。ヒヨコの頃から人に抱かれることに慣れると触れても逃げない
有精卵から孵化させた名古屋コーチンの雛。ヒヨコの頃から人に抱かれることに慣れると触れても逃げない
 
西粟倉村に移住した2015年に狩猟免許を取得し、くくり罠猟を始めました。同年、耕作放棄地を借りて夏野菜の栽培を始めました。いずれもお金に依存せず美味しい食料を調達できるようになりたいと考えたことがきっかけです。
 
2020年に自宅でニワトリの飼育を始めました。4年間で名古屋コーチン、岡崎おうはん、烏骨鶏、アイガモと40羽以上を飼育してきました。有精卵を孵化させ、ヒヨコを育て卵を収穫し、卵を産まなくなったメスや肉が付いたオスは屠殺して肉を食べる…というサイクルを回しています。
スーパーマーケットで卵を買うことは一切なくなりました。我が家のニワトリが産む卵が一番美味しいからです。
 
ニワトリを飼い始めたことで我が家では生ゴミが発生しなくなりました。キャベツの芯や魚の内臓もニワトリにとってはごちそうだからです。鹿の端肉はもちろん、草刈りで発生した青草すら食べてくれます。近所の農家さんが「くず米をやるからニワトリの餌にしたらええがよ」とおすそ分けしてくれるようにもなりました。
人間が食べない生ゴミや未利用資源を食べることでニワトリは美味しい卵を産んでくれます。なによりホームセンターで手に入る配合飼料を与えるよりも、地域の恵みを凝縮した卵の方が臭みがなくすっきりした味わいで美味しいのです。
 

数字で見る養鶏


物価の優等生といわれる卵だが鳥インフルエンザまん延や飼料価格高騰により岐路に立たされている
物価の優等生といわれる卵だが鳥インフルエンザまん延や飼料価格高騰により岐路に立たされている
 
  • 日本人は年間340個(1人1日1個!)を食べる卵大好き国民。メキシコに次ぐ世界2位。また日本の卵自給率は1960年以来94%と高水準
  • 日本の畜産業は配合飼料の原料(穀物)を海外に依存しており、配合飼料費は経営費の6割を占める。特に養鶏業は米国のトウモロコシ価格に影響を受けやすい
  • 国内の飼育戸数2000戸のうち、10万羽以上を飼育する上位20%が国内飼育羽数の80%を占め、年を追うごとに大規模化が進んでいる。平飼い養鶏は100羽飼育の個人事業主から10万羽飼育(従業員60名程度)までさまざま
  • バタリーケージ飼育の卵は1個20‐30円程度だが、平飼い飼育の卵は1個50-100円と高単価。排卵鶏は年間300個の卵を産むため、季節での売上変動が起きにくい。農地(鶏舎)面積あたりの売上が高い農業といえる。1反(1000㎡)あたりの売上2000万円が可能
  • 鶏舎はビニルハウスや単管パイプのセルフビルドで建てることができるため初期費用を抑えやすい。100㎡で100万円〜。また、農業用施設の範疇(200㎡以下)の木造鶏舎なら田畑でも建設可能であり、地目変更の必要もない
 

求める人物像


畑に生える青草は人にとっては雑草だがニワトリにとっては美味しいサラダ
畑に生える青草は人にとっては雑草だがニワトリにとっては美味しいサラダ
 
1350人600世帯の村で生活し、設立して間もない零細企業での新規事業立ち上げに向いている人、向いていない人がいます。
 
🙆‍♂️ 向いている人

  • 将来独立したい人
  • 相談上手な甘えん坊さん
  • 仕事/生活、ON/OFFを問わず、自分をさらけ出せる人
🙅‍♀️ 向いていない人

  • 失敗したくない完璧主義者
  • コスパ・タイパ大好きマン
  • 人に深く踏み込まれるのが苦手な人
 
心苦しいのですが、充実した研修体制や福利厚生があるわけではありません。お給料も十分ではありません。朝令暮改も多々あります。でも、わたしたちは失敗しないことよりも進んで手を挙げチャレンジすること自体が尊いと考えています。
 
田舎で悠々自適なスローライフを送りたい人はご遠慮ください。ハードワークが前提です。お金を稼ぐことに興味がない人はご遠慮ください。稼げる農業を実現するために事業を立ち上げます。
農業や事業立ち上げ経験の有無は問いません。新卒/中途も不問です。大切なのはwhat(何をやるか)やhow(どうやるか)ではなくwhy(なぜやるのか?)だと考えています。あなたが何を大切にしているのか、どんな人生を送りたいのか教えてください。
 

生産/企画で各1名採用 2024年7月〜合流予定


卵はニワトリが食べた飼料や体調の良し悪しが如実にあらわれる。卵を産まない雄を一定割合で飼育することで有精卵を生産する
卵はニワトリが食べた飼料や体調の良し悪しが如実にあらわれる。卵を産まない雄を一定割合で飼育することで有精卵を生産する
 
職種

  • 生産担当 1名 養鶏事業の生産管理を担当。自家配合飼料の製造、給餌、鶏卵の収穫等
  • 企画販売担当 1名 鶏卵や加工品等の自社商品の企画開発/販売/出荷等
 
採用条件

  • 運転免許取得者(軽トラの運転が発生するためMT必須)
  • 正社員もしくは業務委託としての雇用 *総務省・地域おこし協力隊制度を活用した採用も検討しています
地域おこし協力隊制度は、出身地要件を満たす地域に住民票を置いており、西粟倉村に住民票を異動することができる方に限ります。また、最長3年間は年数回の研修やイベント参加等の必須業務があります
 
給与

月額20-25万円
 
勤務地

西粟倉村内
*弊社が拠点を置く村の南部・知社集落で養鶏事業に取り組みます。20世帯40人と西粟倉村内でもひときわ住民の少ない地域です。住民の半分が70歳以上です。信号や自販機すらないのがお気に入りです
 
住宅

空き家が少ない村のため、空き物件探しの協力と紹介をします
西粟倉村の家賃相場は2〜7万円程度です。一軒家が中心ですがシェアハウスや移住者向け住宅等もあります。初手は低家賃の住宅に仮住まいしながら仕事や地域活動を通して関係性を構築し、1〜3年経って良物件が空いたタイミングで引っ越す2段階移住をおすすめしています
 
選考方法

  1. 応募
  1. 書類選考
  1. 一次面接(オンライン)
  1. 二次面接(対面での面接)
  1. 採用
 
応募方法

  • 履歴書/職務経歴書(顔写真貼付・PDF)
  • 「西粟倉村でやりたいこと」「人生で実現したいこと」をまとめた資料(形式自由・PDF)を下記メールアドレス宛にメール添付でお送りください(データサイズ20MB以内)
 
*提出していただいた書類は採用選考及び入社手続きに必要な範囲で使用し、他の用途に使用することはいたしません
*書類選考の上、合否に関わらず後日ご連絡いたします
 
募集期間

申込受付は2024年4月末まで
*採用者が決まり次第、期間よりも早く募集を打ち切ることがあります
 
合流

2024年7月以降の入社予定
 
問い合わせ

求人応募、質問、問い合わせは下記メールアドレス宛にお送りください。
hello@serif.ltd
 

今後のスケジュール


耕作放棄地化された小さな田んぼでも養鶏を事業化することができれば多地域に展開できる
耕作放棄地化された小さな田んぼでも養鶏を事業化することができれば多地域に展開できる
分類内容
2024年2月採用採用募集開始
4月契約土地購入、地目変更
5月1期工事 土地造成
6月1期工事 鶏舎建築
7-9月 採用採用スタッフ合流
8月1期工事 養鶏設備導入
9月生産大雛500羽入荷
10月2期工事土地造成
11月2期工事鶏舎建築
11月生産鶏卵出荷開始
2025年1月2期工事養鶏設備導入
3月生産大雛500羽入荷
2026年3月展開マヨネーズやスモークチキン等 加工品の販売開始
2027年3月展開3000羽飼育できる鶏舎5棟が完成
2028年3月展開他の2地域で養鶏事業開始
 

まずは話を聞いてみたい人へ


1350人の西粟倉村内の現役農家は60歳以上が大半を占め、20〜40歳代は片手で数えるほどしかいない
1350人の西粟倉村内の現役農家は60歳以上が大半を占め、20〜40歳代は片手で数えるほどしかいない
 
人口1350人の村への移住を伴うので仕事以外にも気になることがたくさんあると思います。当然です。2015年に東京を離れ村に移住した25歳のわたしもそうでした。
どんな家に住むの?買い物はどこでするの?車がないと生活できないの?周りにはどんな人がいるの?…自身の生活のイメージがわかないと地域や事業を理解するための解像度も上がりません。
 
西粟倉村全体の取り組みが知りたい人はこちらのページをご覧ください。
西粟倉村への訪問前に見ると便利なページ2023/10/11 5:162023/10/21 7:53
 
まずはGoogle MeatやZOOM等のオンライン会議サービスでざっくばらんにお話しましょう。わたしたちのことを知ってください。あなたのことを教えてください。
 

一緒に働けないけど面白そうだと思ってくれた人へ


農地面積と売上が比例しやすい農業においては森林率95%の中山間地・西粟倉村は1枚あたりの田畑が小さく分が悪い。一方、小規模だからこそ消費者と生産者の関係性を可視化・資本化しやすい
農地面積と売上が比例しやすい農業においては森林率95%の中山間地・西粟倉村は1枚あたりの田畑が小さく分が悪い。一方、小規模だからこそ消費者と生産者の関係性を可視化・資本化しやすい
 
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
一緒に働くことはできないかもしれませんが、まずは卵を食べてください!そして一緒に仕事をしましょう!
 
  • ゆくゆくは卵など食材を買いたい(仕入れ)
  • 餌として使える未利用資源が余っている(飼料供給)
  • 自分の住む地域でも養鶏を事業にしてみたい(地域展開)
  • 協業したい(コラボレーション)
  • 取り組みを世に広めたい(取材)
  • エールを送りたい(応援)
 
気軽に連絡してください。keep in touchしましょう!
代表プロフィール2023/1/31 7:322023/11/7 1:35