10年に1度の最強寒波で壊れた薪ストーブが3時間で直った話

 
今日はカスタマーサクセスの話です。

10年に1度の最強寒波が薪ストーブの煙突を破壊

我が家は薪ストーブと薪ボイラーを導入しています。お風呂を沸かすにも木を燃やす必要があるので蛇口をひねればお湯が出るような快適な生活ではありません。エアコンや石油ストーブに依存せず薪ストーブ1台で部屋中を温めます。
不便だねぇと心配されますが、薪ストーブの熱を利用して煮込み料理が出来上がるし、銅製ヤカンで沸かした白湯は抜群に美味しい。ガスや電気が止まっても生活がストップしません。火ゆえのアナログな強さがあります。不便だけどお気に入りの生活です。
 
しかし、事件が起きました。
2023年1月下旬に日本列島を襲った最強寒波。10年に1度と言われるだけあり、西粟倉村も連日大雪でした。1晩で60cm積もっただけでも大変ですが雪が溶け切らぬまま50cmの追い打ち。
屋根に積もった雪が固まって滑り落ち、我が家の薪ストーブの煙突が雪の下敷きになってしまいました。
 
煙突を失ったことに気づかず薪ストーブに火を点けてしまいましたが、煙突を半分失った薪ストーブはもはや機能しません。煙が逆流して家の中は煙まみれに。火災報知器は鳴り止まず、目はシパシパ、喉はイガイガ。これはすぐに修理しないと生活すらままならないぞと不安な夜を過ごしました。
 

板金屋さんの神がかったスピード対応

煙突の部品の手配にも時間が掛かるし、この雪で屋根の修理も増えていそう。しばらくは石油ファンヒーターで寒さをしのぐ日々を覚悟しつつ、翌朝すぐに隣町の板金屋さんに電話しました。工場の屋根修理等でお世話になっている馴染みの社長さんです。
 
15分後に到着しますとすぐに自宅に駆けつけてくれました。
現場を確認し、明日の午後には工事できますよと折れた煙突を持ち帰りました…と思いきや、今日の昼過ぎにもう1度現場を確認しますとスタッフを引き連れて再訪。薪ストーブが使えないと寒くて大変でしょう?と応急処置をしてくださったのでした。
電話をしてから3時間後にはいつもと変わりなく薪ストーブが使える状態になったのでした。この対応の早さが素晴らしい。薪を投入しても逆流しない。ちゃんと煙突から煙が出ている。家の中は温かい。感動しました。
 
きっと他の仕事は後回しにして優先度を上げてくれたはずです。「明日には見積もりを出します」「社内で確認します」と返答を先延ばしにするのは簡単ですが、「今すぐやります」と応えられるほど強いものはありません。
 
レスポンスの早さは意思。この意思こそ企業の強さであり最強のカスタマーサクセスです。私はもう、屋根や板金修理のことなら彼に頼むしか選択肢を持っていません。